こんにちは!中小企業サポーター行政書士の横山です。
2度目の緊急事態宣言が出され、飲食店は夜の8時までの営業を要請されました。街中の飲食店においては早くも張り紙にて時間短縮や休業の案内が出されています。
一方で、他の業種には今のところ協力金などの補償がありません。コロナによって影響を受けているのは飲食業界だけではないはずです。弊所からは少しでも中小企業様向けにお役立ち情報をお届けできればと思っております。
今回はもうすぐ締め切りの補助金<小規模事業者持続化補助金(一般型)>について説明します。
※コロナ型については12月をもって終了しています。
<目次>
1.小規模事業者持続化補助金ってどんな補助金?
よく混同されるものに持続化給付金があります。一律に支給される給付金とは違って、補助金の場合は事業計画を作成し、その計画に沿って実行していく必要があります。
小規模事業者持続化補助金については「地道な販路開拓(生産性向上)」や「業務効率化(生産性向上)」の取り組みに対して必要な経費が補助されるものです。
例えば、
・新商品の開発
・ネット販売システムの構築
・デリバリーサービスの実施
など新しい販路開拓について必要になる機械装置等費、広報費、開発費について補助されます。
ホームページの作成費やチラシ、ウェブ広告などの広報費にも補助金が出るという点については非常に活用しやすい補助金ではないでしょうか。
注意していただきたいのは、あくまで販路開拓をしようという計画ありきの補助金ですので、申請すればもらえるというものでもありませんし、単なる会社のPRのためのチラシや汎用性のあるパソコンなどには適用されません。
2.マスクや消毒液も補助される?事業再開枠って?
事業再開枠というと休業していた店舗が事業を再開する際に補助される、というイメージを持たれそうですが、そうではありません。
小規模事業者持続化補助金(一般型)を申請される方が事業を継続する上で必要最小限の感染防止対策を行う取り組みについて補助されるものです。
ですので、事業再開枠のみの申請はできません。
対象となる経費は多くあり、消毒液、マスク・ゴーグル、手袋や石鹸、アクリル板、空気清浄機など感染防止のための経費全般となっております。
また、事業再開枠については2020年5月14日以降に支払ったものも対象となっております。通常、補助金というと採択されてから購入したものについて補助されるのですが、事業再開枠では以前に購入した者も対象となります。※証拠資料が残っていなければなりません
3.いくらまで補助されるの?
<小規模事業者持続化補助金(一般型)>について
・通常50万円まで(75万円使用して、2/3の50万円まで補助)
・以下の場合は100万円(150万円使用して、2/3の100万円まで補助)
①認定市区町村による特定創業支援等事業の支援を受けた小規模事業者(市町村で実施されている創業スクール等卒業生)
②2020年1月1日以降の法人または個人事業主
③特例事業者(バー、カラオケ、ライブハウス等事業者)
<事業再開枠について>
小規模事業者持続化補助金とは別に50万円まで。
※特例事業者は100万円まで
ただし、小規模事業者持続化補助金の交付額を超えてはならない。
また、「受払簿」を作成し、購入日、購入量、使用日、使用量等を管理する必要があるので注意です。
4.まとめ:2月5日締め切りの小規模事業者持続化補助金申請はお早めに!
今現在申請できる補助金としては小規模事業者持続化補助金はとても使いやすいものです。もちろん、「ただ補助金がほしい」という思いでは採択はされません。
事業を見直し、この大変な状況下の中でも新しい販路を開拓しようと計画をされていくのであればぜひ活用していただきたいと思います。
もし、申請についてご不明点や事業計画書について書き方がわからない等ございましたら当事務所までお気軽にご相談ください。
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